MK新聞とは
「MK新聞」は月1回発行で、京都をはじめMKタクシーが走る各地の情報を発信する情報紙です。
MK観光ドライバーによる京都の観光情報、旬の映画や隠れた名店のご紹介、 楽しい読み物から教養になる連載の数々、運輸行政に対するMKの主張などが凝縮されています。
40年以上も発行を続けるMK新聞を、皆さま、どうぞよろしくお願いします。
今月の紙面
MK新聞2022年(令和4年)5月1日付910号
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(1面記事より)
拝啓 国土交通大臣 斎藤 鉄夫 殿
-->あらゆる出来事がつながる
エムケイ株式会社 代表取締役社長 青木信明
共生と協業の時代へ
2年間の繰り返しで見えてくる国民性
2020年4月から5月にかけて第一波が訪れた時、感染者数は今よりもずっと少ない数百人のレベルで緊急事態宣言が出されました。未知の感染症というこれまでにない事態に全世界が出来うる対策を取りました。諸外国との違いが際立ったのが、日本は強制ロックダウンではなく基本的には行動の自粛を求めるというものでした。国民性というものか街に一人も歩いていないことも見られ、観光地のタクシー会社という立場からいえば売上が前年比8割減という大変な時期もありました。その後感染状況が回復してくれば人の出も増え売上も少し上向きとなり、感染状況が悪化すると緊急事態宣言やまん防指定されるなど、その繰り返しの2年間でした。
本年3月下旬には一日数万人の感染者が発生しているものの、重症度合いやワクチン接種の進展からまん防指定が解除されました。ウィズコロナとしてどういった対処をすればよいか我々自身も学習し、経験したのでしょう。昨年も一昨年も春には「来年も花は咲きます」といってお花見シーズンは見送られてきましたので、何ら規制のない今年こそはと思うむきはありましたが、人の出は鈍化しているように思います。それもまた日本人の国民性なのだと思います。企業はいざという時のため内部留保金を積み上げてきて、まさにこの2年間がいざという時でしたが使われることなく終わる、バブル後の30数年間の縮図のような気がしました。変わらぬ企業文化 変化を求められる事業
よく企業の文化ということが言われますが、MKの文化は、人間として最低限のことですが挨拶と掃除をすることが基礎であり文化です。これは時代が変わっても継続し続ける価値観です。一方で私たちの事業はお客様に移動の足を提供することであったりガソリンを給油することですが、ゼロカーボンを指標する世の中においてはCO2を排出する原因となる車両運行や燃料充填は社会を支えるインフラでありながらも、時には必要悪としてしか存続を許されないように受け止められる日がいずれ訪れるでしょう。一つひとつの仕事が世の中で必要とされるためにどのように変化していけばよいか、常に問い続けなくてはなりません。
第二次世界大戦後、我々の親世代や祖父母世代は焼け野原の中で復興という一つの目標に向かってひたすらに働いてきました。国家としての尊厳をかけて志を一つにして日本の復興にまい進してきたので今の私たちがあります。その時代と比べることが適切であるかどうか分かりませんが、この2年間のコロナ禍での衝撃的な経験をし、受け入れたものを消化して新しいものを作っていくことが必要です。過去のパンデミックの歴史を紐解いても未来永劫この状況が続くことはありません。全車EV化でCO2排出量増加も
MKグループはお陰様で60有余年事業を継続させていただいております。「企業30年説」と言われるところを超えて、100年続く企業を目指して参りますが、ただ存続するだけではなく社会に必要とされる価値ある企業として存続していきたいと思います。そのために社会との共生であったり、様々な企業体との協業が必要になってくるのが今の世の中です。
我が国が2050年に実質二酸化炭素排出量ゼロを目指すカーボンニュートラルの取組みについても、MKは2030年までに全車EV化を目指すとしていますが、確かにEV化すれば車を走らせる時は二酸化炭素の排出はゼロですが、その車の充電のために電力を使う、つまり発電時に発生する二酸化炭素まで遡っての議論になります。火力発電を中心とする電力会社から受電する、あるMKグループの会社ではガソリン車を無くして全車EV化すると逆に今現在よりも二酸化炭素が増えるという計算結果になりました。
つまりカーボンニュートラルは単独企業では達成できない事象となっており、これは世の中の流れであると痛感しました。近い話であれば取引先パートナー企業やお客様であり、広く言えば世界中に張り巡らされたサプライチェーン、例えばエネルギー政策をはじめとする国の制度そのものと切っても切れない関係になっており、世界の紛争が原油価格の上昇に即座に影響するように、あらゆる出来事は物理的にも精神的にもつながっているのです。そして、あらゆる出来事は加速します。今から10年前には将来ガソリンがゼロではないものの主力では無くなる、と言っても2040年や2050年といった30、40年先のことだと思っていました。ところが、現実ははるかに早く訪れます。教育と学習こそが絆を生み出す
一企業ではなし得ないことならば、当然企業内の一部門、そして個々人で出来ることは限られています。悲しいかな世代間ギャップは埋めがたく、10歳から一回り年齢が違うと価値観が大いに異なることを皆さんは感じているのではないでしょうか。ですがこの世代間ギャップを埋めるのが企業の理念であり目指すべき方向や思想哲学です。そのためには学習が必要です。教育によって個が同じ方向を目指すとき絆が生まれ、成長発展の原動力になります。しかし気を付けたいのは知見と経験は時として今までの常識を動かせないものと捉えてしまいがちです。変化を恐れず新しい知識を吸収し、マインドとしての組織の若返りを図る。このことが、今ほど企業に求められている時代はありません。
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MKタクシーのご利用客は全国で一日約20,000組です。
名称 | MK新聞 |
発行日 | 毎月1日(月1回) |
発行部数 | 20,000部 |
仕様 | タブロイド判12ページ (フロント・最終面:カラー/中面:モノクロ) |
展開方法 | タクシー車内(全国8都市) 15,000部 郵送 4,000部 店置(ボウリング場/ガソリンスタンド) 1,000部 全面ホームページ掲載 |
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(縦×横mm)1ヵ月契約(1回) 半年契約(6回) 1年契約(12回) 2~11面
(モノクロ)1・12面
(カラー)2~11面
(モノクロ)1・12面
(カラー)2~11面
(モノクロ)1・12面
(カラー)半1段(31×120) 19,800 25,740 108,900 141,570 198,000 257,400 半2段(66×120) 33,000 42,900 181,500 235,950 330,000 429,000 突出2段(64×58) 26,400 34,320 145,200 188,760 264,000 343,200 全1段(31×243) 41,800 54,340 229,900 298,870 418,000 543,400 全2段(66×243) 61,600 80,080 338,800 440,440 616,000 800,800 全3段(99×243) 103,400 134,420 568,700 739,310 1,034,000 1,344,200 1ページ 330,000 429,000 1,815,000 2,359,500 3,300,000 4,290,000 ※半年契約・1年契約の場合、掲載料は最初の掲載が決まった時点でまとめて頂戴いたします。
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