vol.18 英国 海外研修報告(平成28年1~3月)

MKの海外研修制度
カーディフ

平成4年に始まり、昨年より新制度を開始したMKの海外研修。
第27期となる今回は2名が中級コースでイギリス・カーディフに2ヵ月間、1名が初級コースでフィリピン・セブに2週間滞在しました。
京都MK上賀茂営業所の小野友博社員、洛西営業所の橋本泰(ゆたか)社員、西五条営業所の高波康弘社員の3名が1月9日に出発。
初級コースは1月23日、中級コースは3月6日に研修を終えて帰国いたしました。

カーディフ…ウェールズの首都。人口約30万人でウェールズ最大の都市でもある。ロンドンからは250kmほど離れており、特急電車で約2時間の距離。


上賀茂営業所 小野友博社員(入社3年目 ※派遣時)

出発直前インタビュー
小野社員

英国留学を志望された理由は?
ここ2~3年の訪日外国人の増加を、観光都市・京都で仕事をしている立場上、肌で実感しています。
外国人観光客を相手に接客・案内できるなどの仕事の幅を広げるためには、当然英語力は必要。
1年前から月2回の「英会話サロン」に出席、また日々、家に帰ってからも英語の勉強を継続してきましたが、よりレベルUPするためには留学が最もよい機会と思い、志望しました。


出発が近付いてきましたが、今の気持ちは?
この留学をモチベーションにして日々過ごしていましたので、とうとうこの日が来たか! というのが今の率直な気持ちです。
緊張や気持ちの高ぶりはあるのですが、今は出発直近のため、準備に怠りがないか、「持ち物リスト」や「やるべきリスト」の確認作業に追われています。

小野社員、橋本社員、高波社員
(写真左から)小野社員、橋本社員、高波社員

意気込みを一言
まずはヒアリングができること。相手の言わんとすることや要望などが理解できること。その上で、自分の言いたいことを、文のカタチにして失礼のないように伝えることができるのが最低限の目標です。
クラスには様々な国から留学生が集まってきます。日本人はなかなか引っ込み思案で発言・質問ができないといわれます。主体的に授業に参加できるようがんばります。


海外研修レポート

今回の英国留学に参加させていただくにあたり、ご理解をいただいた営業所の皆さん、また留学応募に躊躇(ちゅうちょ)する私の背中を押し、多くの助言をいただいた留学経験者の諸先輩方、この紙面をお借りして感謝申し上げます。


これからどうなる!?

出発当日、 関空から12時間かけてトランジット先のアムステルダムへ。
長旅もしっかりと睡眠がとれ、最終目的地のイギリス・ブリストル空港へ降り立つだけのはずが上空は悪天候、一度はランディングを試みるも機体は大きく揺れ再び高度を上げ旋回。上下左右に揺れる機内では誰も言葉を発せず緊張状態に。
10数分後、無事ランディングに成功した直後は、安堵からか拍手喝采。これからの旅はどうなるんだ! と予感させる幕開けでした。

空港から送迎の車でホームステイ宅へ。私を出迎えてくれたのは、ジェエル・レスリー夫妻と息子グリフと愛猫ジョージア。アメリカ出身の夫妻はとてもフレンドリーで超ウェルカムな対応にホッとひと安心。
ひとしきり自己紹介からお土産を渡すなどの世間話も済んだあとに愕然とする瞬間が…。家族間のネイティブな会話が聞き取れない!
自分に話しかけてくれるときは比較的ゆっくりと気を使ってくれていたのであろう。
やばい! ネイティブな英語についていけない! これから2ヵ月どうなる!?


仲間にめぐまれる!

クラスメートとカフェで
クラスメートとカフェで
(右から3人目が小野社員)

私が過ごしたカーディフ市は、ウェールズの首都で人口約30万人、2000年頃から中心部が急速に近代化し、大きなショッピングセンターを核にコンパクトシティを形成しています。
大きな大学もあるため若い人たちも多く活気にあふれています。
またランドマーク的存在のカーディフ城が町並みに歴史の重みを与えています。
食事も買い物にも不自由することなく、かつ緑も多く、またカーディフベイというウォーターフロント地区のオシャレなエリアもあり、私はすぐにこの町が気に入りました。

さて登校初日。まずは簡単な筆記テストと一対一のスピーキングテスト。その後、クラス分けが行われ、午後からレッスン開始へ。
午前と午後、1日2コマのレッスンがあり、それぞれテキストに沿いながらグラマー、リーディング、リスニング、スピーキング、ボキャブラリー、発音を学習します。


ただ先生の話を聞いて黒板を書き取るのではなく、生徒同士、またはグループを作ってディスカッションしたり、ゲーム形式で競わせたり、生徒を飽きさせないよう工夫されたレッスン内容です。
もちろん一人ひとりがみんなの前でプレゼンテーションすることもありました。ちなみに「私の将来の夢」「私の住んでいる場所のPR」などがテーマです。

「日本人はおとなしいから」と聞いていたので積極的に話をしなくてはと心に決めていたのですが、彼ら彼女らの積極的な姿勢は想像以上でした。ともかくどの国の人も自己主張がすごい、躊躇することなく発言します。

1クラスは6~9名程度。サウジアラビア、オマーン、カタールなどの中東勢、フランス、スペイン、イタリアなどのヨーロッパ勢、トルコ、韓国などのアジア勢と世界各国からの生徒構成です。
私の午前クラスは男性ばかりで、みんな、気楽に冗談を言ったりしながらの楽しい雰囲気です。ちょっとヤンチャな生徒も多く先生も少し手を焼き気味です。
午後クラスは正反対で女性がほとんどで男性は私含めて2名の少数派です。どの国も同じで若い女性はおしゃべりが大好き。男性陣はかっこうのイジラレ・キャラです。そんな明るく華やかな雰囲気もとても楽しかったです。

レッスンが終わってからはクラスメートとスターバックスに何度か行きました。学校であったことなどたわいのないおしゃべりです。
また休日には学校主催のツアーを利用して日帰りでオックスフォードに行ったり、また仲よくなった数人と近くのカーディフベイに行ったり、またある時は、同じ日本から来た女性と一緒に「日本料理をふるまおう」ということで、寿司ロールや肉じゃが、テリヤキチキンを作ったりもしました。
サウジアラビアの友人にはまずは箸の使い方からレクチャー。初めて見る海苔にも興味津々です。わさびの味に悶絶して、それをみんなが見て笑ったりして。
クラスメートは若い人が多かったので打ち解けられるか心配だったのですが、ホントに仲間にめぐまれました!
お互いの国のことを話し合ったり、週末は何していたか話したり、そんなおしゃべりも立派な英語の学習です。

レッスンの最終週にはみんなTomo! I’m gonna miss you!! と声をかけてくれたり、記念の写真を撮ったり、SNSのアカウントを交換したり、2ヵ月同じ時を過ごした仲間と別れるのがつらい、ちょっとセンチな気持ちになりました。


本場イギリス!

2ヵ月過ごしたイギリスの生活は、日本にいる以上に規則的で、朝7時30分には家を出て、スタバでコーヒーを飲みながら、今日これからのレッスンの予習をします。
午前のレッスンが終わってからは約2時間のランチ休憩、午後のレッスンが終わってからはスタバか、近所のパブ。本場イギリスのパブのビール(お気にいりはギネスとエール)は最高です!合わせる料理はチキンかフィッシュ&チップス。日曜日はローストビーフを食べるのが伝統となっているようです。

ロンドンブリッジ
ロンドンブリッジ!

土日の休日を利用して、ロンドンやリバプールなど小旅行にも出かけました。
ロンドンではタワーブリッジからビッグベンのあるウエストミンスターまでテムズ川のクルージングが最高に気持ちよかったです。
またリバプールではビートルズミュージアムに行ったり、若かりし4人が演奏していた伝説的なライブハウスにも突入したりしました。夕方4時頃だったのですが、動くにもひと苦労するくらいの店内はビール片手に皆ライブ演奏に合わせて大合唱! 日本人は珍しいのか結構みんなから声をかけられました。
元々イギリスのロックが好きだったので本場を体験できて感激もひとしおです。


ふりかえって思う

留学はもちろん人生初めての経験でした。何度か海外への旅行は経験していたのですが、こんなに長い滞在は初めてのことでした。
よく「英語で夢を見た?」と尋ねられますがそれはなかったと思います。
ただ授業中に何度か笑いをとれたかな!? でも正直なところ、授業についていくのが精いっぱいで、毎日の予習・復習には時間をかけました。

リスニングや発音にも苦労しました。
他生徒の英語のアクセント(訛り)も聞き取れず、何度も聞き返し、しまいにはもういいよといわれたことも何度か。
でもここでくじけては上達がないのでしつこく聞かなくてはコミュニケーションもとれません。
留学が最終目的ではなく、帰国後も勉強し続けることが大切だと実感しています。

英語は使わなくては忘れます。
まだまだ力量不足ですし、観光に関する英語のボキャブラリーも増やしていかなくてはいけません。
留学を終えた今、何度がESD(英会話ドライバー)の仕事をさせていただいています。
留学前と留学後で変わったことといえば、英語のスキルだけでなく、外国人の方々とコミュニケーションの取り方に余裕ができたような気がします。
正しい翻訳ができなくても、なんとか違う言葉をつなぎ合わせながら説明するテクニックも身に付けられたのかもしれません。
最後にこのような貴重な機会を与えて下さった会社及び関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。


MK新聞平成28年2月1日号、10月1日号を再構成したものです。掲載されている情報は掲載時のものです。
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