採用情報

東京MK 山下 譲次 統括班長

山下
昭和36年生まれ 東京都出身
平成12年2月 東京MKに入社
現在、昼勤・夜勤統括班長として若手の教育に当たる
趣味:音楽(洋楽・ロック)とバイク
「バイクに乗って日本一周やニュージーランド一周をしました。出会う人々のやさしさに触れられた素晴らしい体験でした」


バイク
ロックとバイクを愛する山下統括班長(12年前、当時の東京MK社屋前にて)

 MKタクシーの若手教育は、新人研修だけではありません。営業所への配属後もベテラン社員が若手社員を育てる環境があります。実績を積んだベテランドライバーが、若手ドライバーに自ら見本となり指導したり、経験に基づくアドバイスをしたりしています。
 今回は、東京MKのベテラン社員・山下譲次統括班長に、若手教育について話を聞きました。

うれしくなる仕事


 平成12年に東京MKに入社した山下統括班長はドライバーの仕事が楽しいと話す。「リストラされて転職したのですが、MKで仕事を始めてすぐに楽しくてしょうがないと感じるようになりました。お客様から『ありがとう』という言葉をいただくことがあるからです。考えてみれば、ドライバーは直接、お客様のお手伝いができる仕事です。心遣いがお客様に通じると、お金をいただくのはこちらなのに、お礼の言葉が返ってくるのです。そんな仕事は他ではなかなかありません。タクシー業界の中でも『ありがとう』をいただけるのは、当時はMKだけだったと思います」。
 「MKではタクシーをサービス業と考えていました。その分、周囲の先輩はみんな厳しかったです。それでも、口うるさいだけではなく、洗車の仕方や運転の仕方について自ら手本を見せていただきました。スムーズなアクセルとショックなく停車する方法、そのために必要な車間距離などは、横に乗ったときに教えていただきました」。
 「先輩に教えていただいたことを実践して、お客様がご降車時に、『とっても快適だった』『ありがとう』とおっしゃっていただけると運転者冥利に尽きます。もちろん時には厳しいご指摘をいただきます。お客様もまた、私の先生です」。

レクサス
今日もレクサスに乗務する。「ドライバーとして接客することが楽しいので、これからもずっと現役のドライバーであり続けたいです」

ON・OFFの切替え


 山下統括班長は入社4年目から後輩を教えるようになり、現在では、昼勤・夜勤統括班長として若手が基礎からステップアップするための教育を任されている
「MKは厳しいと言われます。そこでアドバイスをするのですが、緊張を24時間保つ必要はないと伝えます。ON・OFFをつけるということです。ふざけすぎても、まじめすぎてもだめで、ON・OFFの切替えができる人が一番伸びる人です。ここ東京MKの休憩室はケラケラと笑い声がよく聞こえてきます。逆に機嫌が悪そうな人を見ると、私は声をかけます。その人が抱えている怒りや悲しみを聞いてあげてフォローするのですが、性分なのでしょうか、後輩の世話焼きも私の喜びの一つです」。
 若手教育は、中学・高校のような学校感覚です。授業のように点呼部屋で教えたり、通信教育のように、スマホのラインを使って問題を出題したりします。出題する問題は先輩社員の実体験に基づくもので、目的地までの複数ルートのうち、ある道が事故で渋滞したときにどのルートをとって時間に間に合わせたか、という感じです。成長を待ってあげることも大切で、教え子たちに『1年後、2年後には下の後輩に教える立場になるんだよ』と話しています」。

休憩室
「仕事が終わればいつも休憩室から楽しい笑い声が聞こえてきます」


ライン
スマホのラインを使ってクイズを出題。「この場合にとるべきルートは?」「100%正しい正解はないかもしれないが、どんな状況でも活路を見出す能力を身に付けてほしい」

キーワードは“3”


 今も現役のドライバーである山下統括班長に、最も重要な安全運転のコツを聞いた。「事故防止のキーワードは“3”!とよく言っています。一つにはウインカーなど合図は3秒前にすること。もう一つには、3秒で気持ちを切替えてほしいという意味です。ドライバーも人間ですから、怒りや焦りの心を持ってしまいます。怒りや焦りは事故につながるので、そのような感情を持ったら、3秒数えなさいと教えます。3秒間深呼吸すると普段の自分に戻ります。そうすれば安全運転ができます。事故をしないドライバーはそうした気持ちのコントロールがうまくできています。私はこの気持ちの切替えを気持ちのデジタル化と呼んで、デジタル世代の若手に教えています」。
 「滋賀MKはよい意味で、おせっかいやきが多いのです。口うるさくて熱い人が多いのですが、それは新人教育に役立っています。新人は配属される班を越えて多くの先輩から教えを受けます。新人には『まずは自分の思うように、ありのままの自分で、精一杯やればいい』と伝えますが、どこかでミスをしたり、頭打ちとなったりします。そのときにMKの懐の深さを知ることになります。助けてくれる先輩が必ずいるのです。失敗したときこそ、周りを見て仲間からアドバイスを受けて、前に進んでほしいと思います」。

エンジンルーム
若手ドライバーを前に、安全運転のために3秒のゆとりが重要だと強調する

MKとしてのプライド


 最後に、MKにふさわしい人物像を聞いた。「例えば前の会社で部長だったというプライドは一度捨ててください。そして接客のプロ、MKマンとしてのプライドを持ってほしいと思います」。
 「まずは、ドライバー一人一人が持っている最高の笑顔を、目の前のお客様に見せることです。もう一つは、その人の誠実さが伝われば、おのずとよい結果になるものです。例えば、お迎えにあがる時間に遅れたとき、そのドライバーのせいでなくても誠心誠意の対応をすることです。より一層の配慮をもってすれば、お客様の怒りは静まり、逆に接客態度に好意を持っていただけることがあります」。


(取材日:平成26年10月24日)