採用情報

滋賀MK 林 喜典 指導員

林
昭和40年生まれ 京都府出身
平成22年10月 滋賀MKに入社
平成25年11月 指導員に就任
趣味:家族(妻、長男、次男、三男、長女)
 「同僚の皆に『趣味は家族だ』と言っています。昨年、倒れて心肺停止になったときも家族みんなに助けられました。休みの日には家族と過ごし、家族を大切にしています」


 MKタクシーでは、新人を教育する「指導員」がいます。ドライバーとしての実績を積んだ者が指導員となり、新人ドライバーが一人前になるまで、指導や仕事上のアドバイスをしています。
 今回は、、滋賀MKの林喜典指導員に、ドライバー時代の体験や新人教育の指導について話を聞きました。

身近に目標がいる


 4年前の平成22年に入社した林指導員。研修は楽しんで受けたと言う。「京都MKでの新人研修の教官は熱意のある方で、こちらのやる気を引き出してもらいました。ドライバーとしても、今の指導者としても、目指すべき見本となっています。滋賀MKに勤務したときの班長にも目をかけてもらいました。『林!』と同期の誰よりも、声をかけてもらい、時に厳しく指導してもらったことは、今に反映しています」。

お客様を知る


 林指導員は、滋賀MKでのドライバーの経験を振り返り、タクシーは究極の接客業だと話す。「滋賀のお客様は、タクシーを呼ぶのに手を上げるという習慣があまりないのかもしれません。タクシーに乗りたくても、手を上げることを躊躇される方が多いです。ですから、手が上がらなくても、お客様の様子を見て、目が合うと車を止めて『ご利用ですか』とお声がけしたものです」。
 「前職で接客の経験もありますが、タクシーの接客は奥が深く難しいです。お客様との話の仕方一つとっても悩みます。他の社員は硬い話をすることも多いようですが、私は柔らかい話をして、親しみやすい雰囲気作りを心がけていました」。
 「また、お客様の顔を覚えるようにしていました。新人の頃、お客様が私のことを覚えていてくださり、声をかけていただいたことが多かったので、私もお客様のことを覚えておかなければならないと思いました。あるお客様は、自宅までお供し、2回目にご乗車されたときに、覚えていたのでお声がけしたところ、とても感動されました。その方とは今でも親交があります」。

おせっかいな仲間たち


 林指導員は、昨年8月に倒れて心肺停止状態になった。「倒れたとき、妻は救急車を呼びながら心臓マッサージをしてくれました。家族に助けられました。そして会社の仲間にも助けられました。ドライバーとして続けるのは危ないと思っていたところ、『助手席で添乗しての指導ならできるだろう』と滋賀MKの社長から指導員就任への話をされました。後で聞くと、同僚の皆が私を指導員として迎えることを集会で決めてくれたからでした。今、私は営業所の教室で地理を教えたり、助手席で添乗指導したり、駐車場に特設コースを作って運転技術向上のための研修をしたりしています」
 「滋賀MKはよい意味で、おせっかいやきが多いのです。口うるさくて熱い人が多いのですが、それは新人教育に役立っています。新人は配属される班を越えて多くの先輩から教えを受けます。新人には『まずは自分の思うように、ありのままの自分で、精一杯やればいい』と伝えますが、どこかでミスをしたり、頭打ちとなったりします。そのときにMKの懐の深さを知ることになります。助けてくれる先輩が必ずいるのです。失敗したときこそ、周りを見て仲間からアドバイスを受けて、前に進んでほしいと思います」。

班別
ドライバーは4つの班に分かれて、班ごとに集会(班集)を開き情報を共有する。新人は1班に配属される

安全確認は厳しく指導


 「新人に目指してもらうのは、安心とまごころを提供できるドライバーです。入社してくるのは20~50代と年齢はバラバラ。指導は年齢によって変えるのではなく、個性によって指導を分けています。弱点を補うのです」。
 「よくある例は、まずは地理の苦手を克服させること。近くは知っていても遠いところはわからないので、その苦手な遠いところに行って指導します。地理を克服した頃には、慣れで運転が横柄になります。この点は、私は一番厳しいです。一時停止について『完全に止まって軽く体が後ろに持っていかれる状態になって初めて停止というのだ』と注意しています。急いでいても、いや、急いでいるからこそ焦らずにいることが肝心です。焦るとミスをするだけですから、焦りは必要ありません。運転も安心できるようになれば、次は接客です。まごころを提供できるドライバーとは、親しみやすい、フレンドリーなドライバーだと教えています。お客様と馴なれ合いの関係ではいけませんが、打ち解けて心が通じる関係になってほしいと思います」。

エンジンルーム
新人ドライバーがエンジンルームを掃除するところをチェックする林指導員。2~3週間に1回は車両美化の日を設け、お客様の目に触れないエンジンルームもきれいかどうかのチェックが入る。

前かがみ
「見通しの悪い交差点ではしっかり『前かがみ』をして安全確認するように」と指導する林指導員

●滋賀MK・奥村所長に聞く●


―林指導員は皆が指導員に推挙するほど信頼されていたのですね。

 私も当初から信頼を置いていました。ある雪の日、急遽きょジャンボタクシーで関空へ向かう仕事が入ったとき、当時新人の林指導員に任せました。大型免許も持っていて運転にも安心感があり、接客も間違いないと思っていましたから。林さんが復帰する前から指導員で迎えようと皆の意見が一致しました。顔も怖いし声も大きいし指導員にはふさわしいと思います(笑)。

ジャンボ
「よく同僚を乗せることがあり、今ではこのジャンボの方が運転しやすい」と語る林指導員

●滋賀MK・新人ドライバーに聞く●


―林指導員は自分で「一番厳しい」と言うくらい厳しいのですか?

 命を預かる仕事だからこそ、あえて厳しくしてもらっていると感じています。一時停止のほか、指を差して声に出して安全確認をする指差呼称もよく注意されました。手を抜くとすぐ見抜かれるので厳しいと言われるのだと思います。しかし、しっかりこなしていれば、特に怖いということはありません。むしろ滋賀MKの中でもユーモアがあり面白い方だと思います。

スローガン
営業所に掲示されているスローガン。この指差呼称は、新人ドライバーが林指導員からよく注意を受けているようだ。


(取材日:平成26年9月17日)