心をくだくと、心が動く たとえ5分の送迎でも、お客様に深くかかわるスタンスのMKドライバーたちには、勤務中に思わず残しておきたくなる場面が日々、訪れます。そんなMKドライバーとお客様とのやりとりから生まれたエピソードをご紹介します。 MK採用情報はこちら

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    【泣ける話】「大きな病院に連れてって」

    【泣ける話】「大きな病院に連れてって」

    2012年7月ごろ、とある公園脇でゆったり休憩をしていた時のこと。

    年の頃、小学校低学年くらいの男の子と幼稚園の年中さんくらいの女の子が、

    公園から飛びでて私に駆け寄ってきました。

     

    なにかな?と思ったら、二人は突然100円玉と50円玉をポケットから取り出し、

    「おじちゃん、これで○○にある大きな病院へ連れてって。」

    戸惑いながら、「どうしたの?」と聞くと、「お母さんが救急車で大きな大きな病院に行ったので、連れていって。」と

    男の子が答え、そして両手を合わせ、頭を下げて切願をはじめました。

     

    「これはただ事ではない。乗車料金はともかく、何とかしなければ。」と思い、「落ち着いて。」と

    諭しながらもう少し話を聞くと、「お父さんと連絡が取れず、妹と二人で困っている。」といいます。

    私は、「付近で救急指定病院といえば○○病院に間違いない。」と思い、二人を乗せて病院に向かいました。

     

    到着後、病院の受付の方に事情を説明したところ、お母さんが搬送されていることが確認できました。

    お母さんも大丈夫だということが聞け、ひとまずはホッとしました。

    そして数分後、無事親子の再会を見届け、念のため、お母さんに事情を簡単にお話した後、私はその場を去りました。

     

    「乗車料金は…仕方ないか~。」と自腹を切りましたが、清々しい気持ちでいっぱいでした。

     

    それからしばらくして、なんと偶然にもその親子と再会することができました。

    お母さんは、お子さんたちから事情を詳しくお聞きになったようで、子どもたちの決死の行動に

    「涙を流して喜びました」と話してくださいました。

    どうやら、以前にも、MKドライバーに優しくしてもらったことがあったので、

    「何かあったら、ハートのマークの人に。」とお子さんに言い聞かせていたようです。

    それを聞いた私は、恥ずかしいやら、嬉しいやらで感動しました。

     

    最後に、お母さんから、感謝のお言葉と不足していた乗車料金を頂戴し、

    そして小さなお客様ふたりからは、「おじちゃん、どうもありがとう。」という、

    今までで一番嬉しい「ありがとう。」をいただきました。

     

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    【ウレシイ話】「How is the temperature in the taxi ?」

    【ウレシイ話】「How is the temperature in the taxi ?」

    「How is the temperature in the taxi ?」

     

    MKのあいさつではおなじみの「車内の温度はいかがでしょうか?」、

    外国人の方がご乗車されるときも、私は車内温度が適切か確認するようにしています。

    だいたいの方は「Very Nice!」とか「Perfect!」と返してくれます。

     

    あるとき、アフリカの男性がご乗車され、ホテルまでお供したとき、その問いかけにひどく感激され、

    流暢な日本語でこう仰いました。

    「私の国はアフリカのガーナです。ビジネスで日本へきて、半年になります。しかし、温度の事で私を気遣ってくれたのは君が初めてだ。

    実は、私には日本が寒くて寒くてたまらないんだ。特に京都はね。だから、こうやってコートを二枚重ねて着ているんだ。」

     

    ホテルへ着いて、ドアサービスをすると、降車された途端、急にきつく「ハグ」されました。

    背中をポンポン叩きながら、「日本でまた頑張って仕事をするよ。」としばらくの間、体を離してくれません。

    ホテルのドアマンをはじめ、周囲の方には不思議な光景に映ったと思います。

     

    本来は、私がお客様を見送るのですが、その方はじっと、Taxiが離れるのを手を振って見送ってくれました。

    私は少し照れながら、その場を離れました。

     

    それ以来、私は「これからも車内温度は100%聞いていこう。」と実行しています。

     

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    【ウレシイ話】お墓参り

    【ウレシイ話】お墓参り

    8月13日の早朝6時。ご予約いただいたお客様のご自宅にお迎えにあがりました。

    ご乗車になったのは80歳前後のご婦人でした。

    「おはようございます。どちらまででしょうか?」とお聞きすると、

    「お墓参りに行きたいので、〇〇霊園まで行ってください。」と仰いました。

     

    車中ご婦人は昔のことを思い出しながら、お話をしてくださいました。

    「40年くらい前に息子を病気で亡くしてしまって、毎年3、4回お墓に行くんですよ。

    息子は15歳のときに亡くしたから、生きていれば、運転手さんくらいの年になっているんでしょうね。」

    と目に涙を浮かべていらっしゃいました。

     

    霊園に着いたところで、「運転手さん。すみませんが、30分ほど待っていてもらえませんか?」

    とお客様に言われ、私はご指示の通りしばらくお客様をお待ちするつもりでした。

    ところがご婦人が杖をつきながら、痛そうな足でお墓のある坂を登って行こうとされたのが目に入り、

    私は咄嗟に「よろしければ、手をお貸しましょうか。」と口に出していました。

     

    「ありがとうございます。お願いします。」

    私たちはお墓まで一緒に行きました。

    そして、一緒にお墓を掃除して、花もキレイに生けてお参りしました。

     

    帰りの車中、ご婦人は

    「こんな事までしてもらえるなんて…。本当にありがとうございました。息子もきっと

    喜んでいるでしょう。」と涙を流しておられました。

    ご自宅に到着し、車を降りられた後も、私の車が見えなくなるまで頭を下げておられました。

     

     

    お客様に心から喜んでもらえたことに私も感動しました。

    これからも、私のタクシーに乗ってよかったと思っていただけるように頑張ります。

     

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    【泣ける話】お引越しの思い出

    【泣ける話】お引越しの思い出

     

    7年程前の事だったと思います。

    無線で呼ばれた西京区のお客様宅にお迎えにあがりました。お送り先は○○病院でした。

     

    二十歳ほどの娘さんとお母様がご乗車され、車いっぱいに荷物を積み込んでのご出発となりました。

    聞くところによると、娘さんが○○病院の看護師に採用されたので、寮へのお引越しをするとのこと。

    車中和やかな会話を楽しみ、お送りした後も、お荷物の運搬を手伝って、その日はお別れしました。

     

     

    それから二年後ほど過ぎた頃でしょうか。また無線で同じお客様宅にお迎えにあがりました。

    その時はお母様お一人のご乗車で、最初は思い出せなかったのですが、お話しをしているうちに、

    「あの日の母娘さんだ。」と記憶が蘇りました。

     

    「今日はお一人なのですね。お嬢さんはお元気ですか?」とお尋ねしたところ、

    その娘さんは半年程前に病気で亡くなられた、とお母様が答えられました。

     

    あまりのことに言葉を失い、「あの若い娘さんが…」と思うと、命の儚さを感じずにはいられませんでした。

    信じがたい事実にしばし落ち込む私でしたが、お母様は私との再会に非常に感激しておられました。

    と言いますのも、娘さんが亡くなる直前、病床にて「引越しの時、MKさんに手伝ってもらって楽しかった」と

    元気なころの話をしていただいていたそうなのです。

     

    お母様は、

    「その日の運転手さんの車にまた乗れるなんて、あの子が引き合わせてくれたのかしらね。」

    と感動しておられました。

     

    たった一度、私の車に乗ってくれた娘さんが、

    きっと苦しいはずの闘病の中で、私のことを覚えていてくれたのは、

    もうなんとも言葉にしようがありません。

    もう車にお乗り頂くことも、お引越しのお手伝いもできませんが、いつまでも忘れないでいようと思います。

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    【泣ける話】忘れゆくお母さんへ

    【泣ける話】忘れゆくお母さんへ

    今から13年前に京都市内観光をした時の事です。この話は今になっても忘れることが出来ません。

    私がお供したのは4名の女性の方で、内1名様がお母様。残り3名様はそれぞれ独立された娘様で、

    京都を大好きなお母様のために、ご予定を合わせて旅行を実現させた、とのことでした。

     

    お迎え時には和気藹々とされており、微笑ましい光景が広がっていましたが、ふと娘様のひとりが、

    「母が、何度も同じ事をお聞きすると思いますが、よろしくお願いいたします。」とおっしゃいました。

    私は、「少し耳が遠いかたなのかな。」と思い、少しばかり大きな声で、ゆっくりとお話することにしました。

     

    楽しい時間はあっという間に過ぎ、最終の京都駅までお供をして、無事に観光を終えました。

     

    それから1ヶ月ぐらいたった頃でしょうか。

    あの時のお客様から一通のお手紙が届きました。

     

    * * *

    「先日は、大変お世話になりありがとうございました。母が何度も同じことを聞いていましたが、

    何一つ嫌な顔をせずに対応して頂き大変感謝しています。実は、母は重度の痴呆症と診断されており、

    いずれ家族の事も忘れてしまうでしょう、とお医者様から言われています。

    そこで急遽、母の大好きな京都での旅行を企画したのです………」

    * * *

     

    手紙を読み終えた後、しばらく涙が止まりませんでした。

    お母様を大切に想う娘様の言葉に、故郷の母を思い出しました。

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