心をくだくと、心が動く

【ウレシイ話】お墓参り

滋賀エムケイ 2009年入社 

8月13日の早朝6時。ご予約いただいたお客様のご自宅にお迎えにあがりました。

ご乗車になったのは80歳前後のご婦人でした。

「おはようございます。どちらまででしょうか?」とお聞きすると、

「お墓参りに行きたいので、〇〇霊園まで行ってください。」と仰いました。

 

車中ご婦人は昔のことを思い出しながら、お話をしてくださいました。

「40年くらい前に息子を病気で亡くしてしまって、毎年3、4回お墓に行くんですよ。

息子は15歳のときに亡くしたから、生きていれば、運転手さんくらいの年になっているんでしょうね。」

と目に涙を浮かべていらっしゃいました。

 

霊園に着いたところで、「運転手さん。すみませんが、30分ほど待っていてもらえませんか?」

とお客様に言われ、私はご指示の通りしばらくお客様をお待ちするつもりでした。

ところがご婦人が杖をつきながら、痛そうな足でお墓のある坂を登って行こうとされたのが目に入り、

私は咄嗟に「よろしければ、手をお貸しましょうか。」と口に出していました。

 

「ありがとうございます。お願いします。」

私たちはお墓まで一緒に行きました。

そして、一緒にお墓を掃除して、花もキレイに生けてお参りしました。

 

帰りの車中、ご婦人は

「こんな事までしてもらえるなんて…。本当にありがとうございました。息子もきっと

喜んでいるでしょう。」と涙を流しておられました。

ご自宅に到着し、車を降りられた後も、私の車が見えなくなるまで頭を下げておられました。

 

 

お客様に心から喜んでもらえたことに私も感動しました。

これからも、私のタクシーに乗ってよかったと思っていただけるように頑張ります。

 

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