心をくだくと、心が動く

【心温まる話】「すすり泣きのおばあさん」

京都エムケイ 2013年入社

あれは7月くらいだったでしょうか。

とある交差点で喪服を着たご婦人の手が挙がり、私は車を停車させました。

ご婦人は横にいた高齢のご婦人の肩に手を置き、「このおばあさんを〇〇駅まで送ってほしいの。」と仰いました。

 

発車後ほどなくして、後部座席から高齢のご婦人のすすり泣きが聞こえてきました。

おひとりになって、悲しみがこみあげてきたご様子でした。

いつもなら、他愛ない会話を試みる私ですが、さすがに空気を読み、黙ったまま運転に集中していました。

 

暫くすると、すすり泣きも止み、少し落ち着かれたようなので、私は持っていたティッシュを差し出し、

「どうぞお使いください」とお声掛けしました。

ご婦人は感謝の言葉を述べられ、そこからゆっくりと、故人との関係や生前の思い出などを話してくださいました。

 

この仕事を始めてから、これまでいろんな発見や喜び・失敗がありました。

そんななかでもこの時、私はお客様の人生に一時でも関わるこの仕事の重さ・責任というものを、とても痛切に感じました。

 

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