心をくだくと、心が動く

【泣ける話】忘れゆくお母さんへ

京都エムケイ 2000年入社

今から13年前に京都市内観光をした時の事です。この話は今になっても忘れることが出来ません。

私がお供したのは4名の女性の方で、内1名様がお母様。残り3名様はそれぞれ独立された娘様で、

京都を大好きなお母様のために、ご予定を合わせて旅行を実現させた、とのことでした。

 

お迎え時には和気藹々とされており、微笑ましい光景が広がっていましたが、ふと娘様のひとりが、

「母が、何度も同じ事をお聞きすると思いますが、よろしくお願いいたします。」とおっしゃいました。

私は、「少し耳が遠いかたなのかな。」と思い、少しばかり大きな声で、ゆっくりとお話することにしました。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、最終の京都駅までお供をして、無事に観光を終えました。

 

それから1ヶ月ぐらいたった頃でしょうか。

あの時のお客様から一通のお手紙が届きました。

 

* * *

「先日は、大変お世話になりありがとうございました。母が何度も同じことを聞いていましたが、

何一つ嫌な顔をせずに対応して頂き大変感謝しています。実は、母は重度の痴呆症と診断されており、

いずれ家族の事も忘れてしまうでしょう、とお医者様から言われています。

そこで急遽、母の大好きな京都での旅行を企画したのです………」

* * *

 

手紙を読み終えた後、しばらく涙が止まりませんでした。

お母様を大切に想う娘様の言葉に、故郷の母を思い出しました。

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