心をくだくと、心が動く

【ウレシイ話】「えっ!あの時の・・・」

名古屋エムケイ 2009年入社

あれは、入社2年目だったと思います。

若い男性をご自宅から名古屋駅までお送りしました。

ご乗車されるなり、「とにかく駅まで急ぎで!」「何分くらいかかります?」とお客様。

朝のラッシュ時ということもあり、「20分くらいみてください。」とお答えすると、

お客様も、満足いかないまでも「とにかく急いでください。」と言ってくださいました。

 

道中、お客様が名古屋駅まで急ぐ理由を教えていただきました。

「実は、嫁が関東の実家に戻っていて、子どもが生まれそうなんです…。」

 

私はそれを聞いて、信号に捕まらぬよう懸命に、裏道も使いながら、なんとか15分弱で駅に到着。

お客様は「無理を言ってすみませんでした。ありがとう!」と言って、足早に駅のなかに消えていかれました。

 

 

…それから、半年たったくらいでしょうか。

若いご夫婦と赤ちゃんのお供をさせていただいた折、若いご主人が開口一番にこう言いました。

 

「運転手さん、あの時は本当にありがとうございました。」

 

私が何のことかわからず、戸惑っていると、ご主人はこう続けました。

「運転手さんが頑張ってくれたおかげで、この娘のお産に立ち会う事ができたんですよ!」

 

私もあの時は急ぐあまり、お客様のお顔も十分認識できていなかったのですが、

この若いお父さんはしっかりと私の事を憶えていてくださり、

「ぜひもう一度お会いしてお礼を伝えたかった。」と言ってくださいました。

若いお母さんからも、何度もお礼の言葉を頂きました。

そして降車時には、愛娘さんのお顔を近くで見せていただき、その笑顔をご夫婦と共有させていただきました。

 

私の当たり前の仕事の一つが、こんなにもドラマのような出来事を生み、人に感動や喜びを与えている。

「なんてステキな仕事なんだ。」と、ちょっぴり誇らしげに感じたエピソードでした。

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